追記(2013.7.28)

2010年に「東京大学大学院理学系研究科2002-2008年度博士取得者の就職状況
という資料が東京大学のホームページで公開されている。
2002-2008年度に博士号を取得した人の専攻別就職先比較」など興味深い。





アカポス(任期なし、大学教員、研究所研究員)に就けている率は
化学(24%) >天文学(22%) > 生物科学(21%) > 物理学(19%) > 地球惑星科学(13%) > 生物化学(11%)
となっており、専攻によって職に就きやすい・就きにくいがあるようだ。もちろん、各専攻内でも専門によって異なるであろう。
ちなみに、企業・公務員として仕事に就いている率は、
化学(38%) > 物理学(29%) > 天文学(21%) > 生物科学(20%) > 生物化学(15%) >地球惑星科学(14%)
となっている。

また、専攻別のデータではないが、「博士取得年度別の現在の就職先比率」も示されている。
2002年度博士号取得者の7年後の就職状況であるが、159人中約3割の48人が任期なし職(大学、研究所)に就いている。





この中には助教(任期なし)、助教相当の研究員も含まれている。
また注目すべきは約2割にあたる31人が企業へ就職か、公務員になっていることである。
よって、半数は何らかの定職についているわけだ。
逆に言えば、半数は学位取得後7年経ってもまだ任期付の仕事に就いていることになる。

企業の研究者をめざす皆さんへ―Research That Matters

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